忍者ブログ
ヴィンテージギターの魅力,アコースティックギター、 コアラカンパニー フィドル、ブルーグラス、アイリッシュ。外国旅行
[2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ローズ

ボディもネックも全部ローズウッドの
一枚板からつくられたテレキャスター。

1960年後半から数年間作られた。
何本か扱った記憶がある。

フェンダーのエレキはアルダーなどの
軽い木が多いが、このローズウッドは重い。

ボディだけじゃなく、ネックもローズなので
想像以上に重い。

ローズウッドという木は、とても美しい木で
机や家具、ドア、装飾品に昔から使われていた。

アコースティックギターの横、裏板としても
すぐれた材料で、堅くて音もいい。

なかでもブラジリアン ローズウッド-別名ハカランダは
輸出規制がされていて価格が高騰してしまった。

いぜんD-28 1951年を買ったときも
ワシントン条約の書類、輸入許可など手間取った事がある。

普通のローズウッドは規制の対象ではないので
簡単に手に入る。

でもこういうふうに一枚板のギターになると
やはり相当重く感じる。

このテレキャスターは木目がハカランダに近く
とても美しい。

テレキャス好きな人にはペイズリーのギターと同じように
手に入れたい1本ではなかろうか? 8,500ドルの価格が付いている。


PR
スク

バイオリンの渦巻き-スクロール。
ちょっとヘンである。

そう、1回分 巻きが多い。
見慣れている人は違和感があると思う。

マッジーニという人は1580年〜1630年に生きた人。
彼の作ったバイオリンはこういう風である。

スクロールの巻きが多かったり
ダブルパーフリングだったり。

ダブルパーフリングというのは
フチどりが2重になっているもの。

ちょっとハデな感じがするので
使う人もそれなりに見かける。

バッサークレメンツもマッジーニを
使ってたんじゃないかな。

尤も彼の楽器はライオンがヘッドに
彫ってあったけど。

この写真はフランスのJ.B.コリン-メズィンの
お孫さん?の作ったコピーもの。4,200ドル。

本物のマッジーニは100,000ドル以上はする。

あこ

ジョニーキャッシュのギターの事を書いた時に
おしえてくれた人がいる。

あこぱらハウス!蔵 のSさん。
もちろん面識はない。

ただサイトにお邪魔すると、スキモノ具合が
手に取るようにわかり、嬉しくなる。

掲示板に行ってまず目に飛び込んできたのは
写真のマーチン00-40H 1918年製の由。

Sさんもギターや音楽や生活の事を書いてらして
似たようなところがあるのかな?

ただ倉の中にスタジオやPAなどがあり
フォークのライブが行われている。

気にせずに音を出せるというのは
チトうらやましい。

音楽のこのみはちょっと違うようだが
同じハイウェイの上を走っているような、、。

ジョニーキャッシュのギターは
Sさんによれば
1997年D-42JCというモデル。基本はD-42で黒塗装。80本限定品でした。
とのこと。

Sさんのサイトは
http://www18.ocn.ne.jp/~acopara/D-1.htm
どうも、有り難うございました。
じょ

テレビで刑事コロンボをやっていた。
ジョニーキャシュが出ていた。

コロンボの名推理で犯人を追いつめていくという
やや古い世代にとってはなつかしい番組。

ウチのカミさんがねぇ とか
出て行く際に あ、そうそう とかいうセリフ。

ひょうひょうとしたピーターフォーク?が
いい味を出していた。

それにジョニーキャッシュが出演していて
ギターを弾いて歌っていた。

ついつい彼の持っているギターに、目が行ってしまう。
黒い塗りの楽器でよくわからない。

ギブソンかな?とも思ったがヘッドの形状が違う。
そこでビデオをコマ送りして写真を撮ってみた。

すると、なんとマーチンだった。
特注したんだろね。

この番組のころだろうか
マーチンがシグネチャーモデルを作り出した。

あるミュージシャンの名前をつけたモデルである。
その中にジョニーキャッシュモデルもあったような気が、、?

ただその頃はべた塗りはなかったので
この黒い楽器は特注だろう。

セリフでも塗装が漆塗りでウンヌンと言っている。

ジョニーキャッシュといえばカントリー界の大御所。
2人とももう亡くなってしまった。
デル

チェットアトキンスが彼の録音で
使っていたギター。デル ベッキオ。

ガラスのような音がなんとも心地よかった。

どの曲で使っていたのか忘れてしまったが
この楽器を買った事がある。

買ったと言っても仕入れて卸をしたので
自分の手元にはない。

尊敬するミュージシャン達が使っている楽器を
自分も弾いてみたいと思うのは押さえられない。

トモダチのK君もチェットアトキンスのギターを
弾くのが上手で、彼に勧めてみた。

大阪で楽器屋さんをやっていて
仕入れてくれた。1200ドル(250円くらい?/ドル)だったかな?

楽器が到着して試し弾きできるのが
とても楽しい時間だった。

音はレコードと同じような音で
カーンというキモチのいい音をしていた。

久しぶりにエルダリーのサイトをのぞくと
このデル ベッキオが出ていた。

チェットが初期に使っていて
ブラジル製(知りませんでした)とのこと。

1,750ドルに値下げしたと載っていました。
キ

チョコレートをいただいた。
ウクライナからのお土産のおすそ分け。

ゴールデンチョコレートと書いてあるのは読めるが
キリル文字が分からない。

ロシア-行った事ナイ-や、チェコに行くと
このキリル文字ばっかりでさっぱり判らない。

英語の表記が極端に少なく、とても困る。

したがってこのチョコレートも何てかいてあるのか
判らない。

発音をしらべてみた。
左から
ゲー エル イー エル b(軟音記号)ヤー ジェー。

発音が判っても何て読むのか判らないし
よめても意味が解らないだろうね。

たぶんこのチョコのブランドか
メーカーの名前かな。

日本でも英語の表記がなければ
外国から来た人はサッパリ判らないだろうなぁ。

このチョコに書いてある意味、ご存知なら
教えて下さいね。
ギ

ギブソン好きな人には垂涎の的であろう
戦前のギブソンSJ-200。

ギブソンのフラットトップの王様、トップモデル。
1940年製。

かのエミールゥハリスちゃんもたしか
このギターではなかったか?

持ち主はモンタナのヒツジ飼いの仕事をしていて
戦争が勃発して、シアトルの軍の造船所で働いた。

それにつれてロチェスター、ミシガン、シアトルと
このギターも旅をした。

すぐあとにセントルイスの店で
ギブソンのフラマンF-5 1931年を買った とある。

1940年のSJ-200と
1931年のF-5。

夫婦で音楽を楽しまれていたのであろうが
よくトップモデルを手に入れられたなぁ。

戦前のSJ-200はたった96本しか
作られていない。

マーチンの戦前のD-45と同じくらい
レアなギター。こちらのほうは生産本数は91本。

骨董品もそうだが、可能であればどうしても
自分の人生で手に入れたいと思うのだろなぁ。

そういうワタクシも1933〜4年の
マーチン0M28/000-28は欲しいなぁ。

鳥の刷り込み-最初に見た物を親と思い込む-じゃないけれど
このブログの1回目-去年の12/27に書いたのが原点なのだなぁ。

このSJ-200は125,000ドル。
誰か買ってワタクシにひかせてくれい。




ギ

ギターには大きく分けて2種類ある。
フラットトップとアーチトップ。

表板の形状で平らか盛り上がっているか。
ギターというとフラットトップが圧倒的に多い。

アーチトップは主にジャズの伴奏用に使われてきた。
電気を使わないアーチトップの音にはえもいわれぬ美しさがある。

カウントベイシー楽団などのギターカッティングの音は
ベイシーの音と音の間に見事にハマっている。

日本で言えば漫才のかしまし娘さんたちが使っていた。
たしかギブソンのL-50というモデルだったと思う。

アメリカでは、カーターファミリーがL-5を弾いていた。
だからフラットトップの音とは違う。

さて、ギターもマンドリンと同じように
1920年ころより前は丸穴が開いていた。

技術者ロイドロアが招聘されていらい
丸穴がF孔の変わっていった。

このスタイル 0(オー)は1925年製。
渦巻きがなんともいえない。

ギブソンの典型的な渦巻きフェチの
プライドと仕事ぶり、いい仕事してますねぇ。




スミ

今日はワタクシではなくて
東京シテンチョさんからの写真。

左が鷲見さん、右がスコットさん。
スミマンドリン&ギターとレコーディングキングの製造、復活者。

スミマンドリンはアメリカで評判がよく
国産としてはピカイチの楽器。

ワタクシのギブソンF-5も、鷲見さんに調整していただいて
フツーのF-5とは全くちがう音がする。

楽器作りには、秘伝があって
製造者独特のコツを持っているらしい。

量産できる楽器は別として
音のいい楽器たちには共通のオトシドコロがあるようだ。

スコットさんは幻の楽器、レコーディングキングを
商標をとり復活させたひと。

バンジョーは1920年代と同じ合金を使っているので
今の鉄とは全く違った音がする。

ベルサウンドというか、すずやかな音。
弾いていて飽きない。

バンジョー教室のかたも2名がレコキンである。
ちょっと食指がのびる楽器ではある。
ハロ

バンジョーヘッド(糸巻きの所)には
バイオリンの形のものがある。

バイオリンをさかさにして
糸巻きが収まるようにデザインされている。

いろいろ考えるよねぇ。

さて写真のバンジョーヘッドは、ちゃんとした
ギブソンのRB-250である。

ギブソンのロゴが血を流しており
なにかおどろおどろしい。

ネックの裏側にはナイフがささって血がしたたり、
リゾネーターには、おそろしいカボチャの顔が付いている。

アメリカ人はこういうのがすきだねぇ。
他に、アメリカ国旗とかフライングイーグルなどもある。

戦時中、戦闘機や爆撃機には、美女の姿を描いていたし
帆船には舳先にニンギョの彫り物などがある。

このバンジョーは、ハロウィン用に
誰かが特注したものらしい。

ちょっと気になる方は、下記へどうぞ。
http://elderly.com/vintage/items/70U-3223.htm


ヘ

マーチンギターの続き、ヘリンボーン。

1946年までに作られたマーチン 28シリーズには
フチ取りにヘリンボーンの模様が使われている。

ヘリン herringとはイワシ類の魚で
ボーン boneは骨、小魚の背骨の事。

交互の矢印の模様は
貝の白と黒檀の黒で組み合わされる。

これを作る象嵌(ぞうがん)職人が少なくなったため
1947年以降は、単に白黒の線のバインディングになった。

特にヘリンボーンのマーチン28が素晴らしかったので
ギター弾きの垂涎の的となっている。

またヘリンボーンの中でも、力木の位置が違う為
1939年までのものは格別である。

フォワード X ブレイシングといって
良く振動するが、張力に弱いため、作られなくなった。

その時期のギターが特に良い。

きのうも書いた1934年の00028のヘリンボーンは
ほんとうにすごい音をしていた。

いい楽器というのは、弾いてみなければわからない。
口で説明できないのである。

1970年代にヘリンボーンをあしらった
HD28が出るが、音は全くベツモノである。

マ

マーチンには1本1本に製造番号
シリアルナンバーがつけられている。

その年のラストナンバーというのがあり
100年以上前の1898年の最後の番号は8348番。

1934年は 58679番。
1969年は 256003番
そして現在2008年は 1337042番となっている。

学生の時最初に買ったD-18が1970年製の
256783番だった。

当時はマーチンを持っている人が少なく
タバコを買いにいくときでさえ、ケースをかかえて
行きたかったなつかしい記憶がある。

このブログの1回目に書いた、ギターの
弾き比べで、1934年の000-28に圧倒された。

D-45(69年),D-28(52年),ギャラガー、など
特に鳴る楽器たちがかすむほど
34年の000-28はすばらしかった。

ちいさいボディに関わらず
太い音がスポーンと出てくる。

戦前のギター、オリジナルヘリンボーンの
魅力に一発で魅了された。

1934年製ということは、シリアルナンバー
55085から58679までの間だったろう。

シリアルを覚えたのは、最初の1本だけで
それ以後のギターは覚えていない。

写真は1941年D-28ヘリンボーン#77778番。
世界のどなたかが持っていらっしゃる。

グ

4月30日に書いた”グルーンはどこへ行ったの?”という記事。

ネット上から消えてしまっていて
すわ、リーマンのあおりか?と思っていたが復活していた。
よかった、よかった。

ビンテージ、オールドの楽器達を
間近で見れることのありがたさ。

アコースティックはもちろん、エレクトリックギターから
バンジョー、フラマン、バイオリン、etc,etc.

ソリッドボディ、セミアコ、フルアコ。
ギブソン、フェンダー、エピフォン、グレッチ。

100年まえから現在まで、ありとあらゆる
楽器達が”存在してたんだ”といわんばかりに並んでいる。

すべての古い楽器が良い訳ではない。

ゴールデン エラと呼ばれる、それぞれの楽器の
一番ベストな時期に作られたものがある。

それらが希少価値が高いし、入手困難である。
新しく発見されることも少ない。

マーチンギターでいうと1934年〜1939年製。
ギブソンのFホールは1922年〜42年。

エピフォンのアーチトップは1931年〜第2次世界大戦中。
デ アンジェリコのアーチトップは1932年〜64年。

ギブソンのフラットトップは1920年後半から1942年。
フェンダーのギター、ベースは1950年〜1965年前半。

ギブソンのエレクトリックは1936年〜65年。
ギブソンマンドリンは1922年半ば〜1924年。

というように、ほんの一時期にすばらしい
楽器達が生まれている。

詳しい事は
http://www.gruhn.com/をどうぞ。

ジョージ グルーンのニュースレター参考。
シ
きのうからKさんのギターレッスンが始まった。

クラシックはお持ちだったのだが、
アコースティックを入手されていた。

そのギターのピックガードが
あんまり可愛かったから、写真を撮らせてもらった。

音符やト音記号、ハートやキーボードなどなど。
いろとりどりで見ていて楽しくなる。

Kさんの楽器はみんなこんな感じ。
ウクレレもバンジョーもエレキも、そしてこれも。

楽器だけじゃなくて、他のものにも
こういうシールがはってあるんじゃないかな?

一期一会という楽器をご存知だろうか?
BIGINが”発明した”楽器。

たぶんギターの5.6弦がなくて
ウクレレのギター版だったと思う。

その一期一会を教える事になった、って
知らないのにいいい加減って言われそうだが、、、。

まぁ、なんとかなるか。

ウクレレ、ギター合同レッスン

ウクレレとギターがダブルブッキングになって
一緒にレッスンさせて頂いた。

時おり、レベルの違う人同士が
同じレッスンになる事がある。

曲に上下はないので、ちがう弾き方、テクニックで
同じ曲をレッスンする事になる。

今日はウクレレBフラットのコード。
曲はアメジング グレイス、キーF。

ギターはDのキーで譜面を書いているので
カポを5フレットにしてCフォームで練習。

BフラットはギターでいうFの形で
ギターはFで挫折する人がおおい。

アメイジングのコードチェンジ、歌を
ギターと合奏する。

ウクレレでのメロディ弾きと、そのハーモニー。
メロディをハモらせて練習。

ハーモニーになぞらせてのコーラスパート。
コーラスの練習。

ギターはチャーチリックでの
3拍子の練習と歌。

これを徐々にできるようにやっていく。
ウクレレソロも交代で取っていく。

コーラスはハモリがうつくしく
なんかシロートとは思えないように仕上がっていく。

他のお客さんも興味津々でみてらっしゃる。
やっている方も感動まじりになってくる。

こんな感じのウクレレ、ギターのコラボレッスンでした。



みな

義姉から食事をごちそうになった。
姪の浜の”みなくち”にて。

ミニチュアダックスの”ハナ”を
あずかったおかえし。

姉はその間、ポーランドのアウシュビッツの
見学に1週間ちょい行っていた。

ユダヤ系中心に600万人がナチスのドイツに
殺された場所のひとつがアウシュビッツ。

民族抹殺のスローガンのもと、ユダヤ人が
強制収容所に連れて行かれ殺された。

殺されるとは思っていなかった彼らは
財産や衣服など持参していて、これがすべて奪われた。

ユダヤ人でないポーランドやジプシーの人々も
殺されている。

殺した後は入れ歯の金歯さえ奪っている。
ナチの狂気、戦争の狂気。

そういう所を姉は見てきて
語ってくれた。

 ”みなくち”の食事はあいかわらず美味しい。
コース料理はどれも工夫があり、冴えている。


フィ
フィドルレッスン。

弓の持ち方、ボウイング、左手のかたちなど
おさらいをしながら、音をだしていく。

お二人とも練習されたと見えて、
前回より上手になっていらっしゃる。

A線(2弦)での音階中心に
指の幅を覚えて頂く。

A B C# D(ラ、シ、ド#、レ)の
音を確実に正確に出せるように繰り返す。

これで”キャベツをゆでろ”が弾けるようになる。
チータカ、チータカというボウイングの練習。

まずオープンのA線。そのあとB C# Dと一音ずつ。
細かく細かくやっておかないとおざなりになる。

ボウイングも長さを正確にリズムを正しく。
最初は走ったり(速くなる)する。

1小節ずつの繰り返しのあと、2小節の繰り返し。
半分の繰り返し、全体の繰り返し。

1時間のレッスンで”キャベツ”が弾けるようになった。
音も悪くない、しっかりしているし音程もいい。

お二人でメロディ、ワタクシがハーモニーを付ける。
そうするときれいなアンサンブルになる。

基礎や基本的なことをちゃんとすることで
見違えるほどバイオリンが良くなってくる。

そういうのを見られるのは嬉しい。

昨晩はそのあとテルベルトグリーンのライブ。
ここはヴォーカルとハーモニーが美しい。


ギブソン

ギブソン ハープギター スタイル U.

昔からグルーンのヴィンテージのリストに
載っていて、興味津々ではあった。

弾いているのを見た事がない。
どうやって弾くんだろ?

たまたまシカゴ人のTさんと知り合って
家にいったら似たようなハープギターがあった。

タデ食う虫も好きずきというか
ナンデこんな楽器持ってんの?

彼も手に入れては見たもののちゃんと弾けない。
想像しながら弾いていた。

このギブソン Uはしかし職人のワザが見て取れる。
小さいうずまきが何とも言えない。

うずまきはバイオリンやマンドリンには
とてもよく似合っててバランスもいい。

ギターについていたのはアーチトップの
タル ファーロウモデルじゃなかったかな?

でもこちらのUギターのほうが古く
1913年から1920年代までの間に作られた。

一生懸命バランスをとったあとがうかがえる
うずまきが ちょこんとついている。

アンモナイトの巻貝の化石を見てる感じがする。



マ
久々にオールドマーチンのギター。

アコースティックギターの最高峰といわれる
戦前のマーチンギター。

マーチンは1833年にペンシルバニアで創業し
100年後の1930年くらいからこのカタチのギターを作り始めた。

Dタイプ(Dはドレッドノート 軍艦という意味)とよばれて
D-18,D-28,D-45というクラスがあった。

使われる材料の違いで値段も違っていた。
18はマホガニー、28,45はハカランダである。

1940年代のカタログではたしか
D-18は100ドル、D-28は200ドルだったと記憶している。

このマホガニーでつくられたD-18の音がすきで
1951年と1970年のD-18がある。

いつかはクラウンじゃないけれど
いつかはプリ ウォー(戦前)がほしい。

不動産や骨董品のような相場ではあるが
極端に値段は下がらない。

学生時代には戦前のD-18は3,000ドルくらいだった。
写真の1940年D-18は25,000ドル。

もっともドルの価値が低くなってるから
35年前は300円/ドル、いまは95円/。

25,000ドルかぁ とため息が出る。

説明には
Here's a really nice, very right and original prewar D-18 - the kind that will make your mouth water, it's so fine.
となっている。

make mouth water で よだれがでる か。
涙もよだれも おんなじwater 水 なんだろうなぁ。







あさがお
アサガオのカーテンがほぼ成長した。

まだ残暑というには早いかもしれない。
夏の真っ盛りかも知れない。

昼間の温度は35度になるし
うだるような熱さである。

今年はこのカーテンのおかげで光が遮られて
家の中の温度もすこし低めになった。

それでもエアコンなしというわけにはいかず
ないとかえって効率が悪かったりする。

アサガオは成長するにつれ、花の数がおおくなった。
むらさきの花をつける。

こんなにきれいな花なのに1日で散ってしまうから
よけいもったいないと思う。


ジミー
Jさんのフィドルレッスン第1回目。

Jさんはカントリーのバンドのメインボーカルで
歌もお人柄もよくてファンのかたも多い。

じつはワタクシもそのバンドをフィドルで
お手伝いをしている。

1年ほど前からクラシックのバイオリンを
習っていて、カントリーも弾きたいとの事。

楽器を始めるといろいろわからない所がでてきて
バイオリンはとくにヤヤコシイ。

Jさんの悩みはボウイング 弓使いである。
まっすぐ行かなくて、すべっているという事。

拝見させていただいて、ワタクシなりの
ポイントをアドバイスさせて頂く。

手の甲のむき、うで、ダウンボウのコツ、
アップボウのコツ などなど。

ボウ 弓 の持ち方でさえ、写真だけでは
わからない。

手首のスラント 傾きが重要である。
ついものをつかむように持ってしまう。

以前、楽器よりか弓の方が大事です と
書いたが、右手のボウイングほど基本が大事である。

小さい時から習って弾けている人は
怒られて怒られて、もう自然とできているから問題ない。

わかるように説明するというのはテクニックが必要。
弓を弦に直角に弾きなさい だけでは弾けないのである。

ともあれ Jさんは 目からウロコが落ちた とおっしゃっていた。
まったく習った事がないことだらけだったらしい。

がぜん音が良くなって来て
本人もビックリなさっていて、こちらも嬉しい。

ドブロ?
ドブロの事を紹介するのをすっかり忘れていた。
ドブロ君、ごめん。

といっても、人間ではない。
リゾネーターギターといって共鳴装置付きのギターのこと。

カントリーやブルーグラスでも使われる楽器だが
ブルースに良く使われていた。

昔はマイクやスピーカーがなかったから
生でいかに大きな音を出すかという事がモンダイであった。

管楽器が中心のジャズになると
ふつうのギターの音量ではたちうちできない。

それで考えだされたのがリゾフォニックギター。
発明したドペラ兄弟の名前(ペラ ブラザーズ)を取って
ドブロという名前が誕生した。

彼らの祖先の出身地 スロバキア語で
ドブロは”良い ”という意味があるらしい。

ネックは2種類、スクゥエア(四角)、ラウンド(丸い)があり
スチールギターのように横にして弾く。

左手に金属のバーを持って、右手はフィンガーピックを
付けて弾く。

他の楽器のように、左指を動かすことはないから
意外と弾ける楽器かもしれない。

右指がバンジョーのようにローリングし
左はバーを動かす、慣れないとつりますけどね。

友達のペダルスチールギター奏者、ジェフ松岡さんが
ドブロも大変じょうずである。

左指を動かすのが少し苦手な人は
挑戦する価値ありかも?

ドック
このCDが出てるってしらなかった。

何回も何回も何回も何回も聞いたレコード
ドック ワトソン イン ナッシュビル。

カジノでポーカーをやっているドックが
うまくいったよ というアルバム。

後ろの壁がピンクペイズリー柄で
なんともいいフンイキ。

中身の音楽も超ゴキゲンさん。
ほとんどの曲をコピーして弾いていたのを
昨日の事のように思い出す。

特にブラックベリーラグは大好き。
昔、ヤマハの講師のグレード試験もこれでパスした。

北野タダオ ジャズオーケストラがバックを
つけてくれて、終わったときの彼らからの
拍手をいただいたのは、やっぱり嬉しかった。

聞きすぎて、2枚買ったレコードのうちの1枚。
ドックワトソンでは一番すきなアルバム。

内容は
1  Alabama Jubilee  

2  Streamlined Cannonball 

3  Peach Pickin' Time in Georgia 

4  June Apple  

5  I'm Thinking of My Blue Eyes 

6  Memphis Blues  

7  Train That Carried My Girl from Town 

8  Old Camp Meeting Time 

9  Bye Bye Blues 

10  Shady Grove 

11  Blackberry Rag 

12  Girl in the Blue Velvet Band 

13  Rainbow  

14  Step It Up and Go 

夜にブラックベリーラグを譜面にしてみた。
アイネクライネナハトムジークである。


のみすけ

角うちに行った。
ノミスケさんたちとの会合?日。

この店は、日本酒とワインがメイン。
もちろん表の酒屋に置いてある酒はすべて飲める。

白ワインのボトルがあっと言う間になくなる。
穴があいてないかカクニンする。

ワタクシは根っからの酒飲みではないから
日本酒が飲めない。飲める人がすこしうらやましい。

楽器の弾ける店は、限られていて
今日はハーフペニー。

今日はギターを持って来てて
フラマン、フィドルなどと音合わせ。

すきな曲の一つに”異邦人”がある。
編曲が効いていて、おもしろい。

リズムもブルーグラスティックにできるので
レパートリー候補曲にしよう。

ビールやらワインやらを飲んだ後に
また、黒ビールであるが、おかまいなし。

飲まない人のビールまで もったいない とかいって
飲む人間の、人間性がみてとれる写真でした。







フラマン
ギブソンというメーカーの
ヘッド(糸巻きのある所)のカタチ。

これはフラットマンドリンのヘッド。
100年くらい前からこのデザイン。

見慣れない人にとっては、ヘンな形かもしれないが
フラマン弾きにとっては、たまらない。

くるっと巻いてるような所が2ケ所。
くびれたかたち。

ギブソンのデザイナーがよくこういう風に
思いついたなぁと感心する。

フラマンがバイオリンの影響を受けている事から
みると、しごく当たり前の事なのだろう。

ボディの渦巻きはもっと手が込んでいて
複雑な上にセルを巻いている。

他のメーカーの安物は渦巻きの間の間隔が広い。
昔のギブソンは狭くてキッチリ巻いている。

広い方が作りやすいし
狭いと作業が大変で本当の職人しかできない。

こういう所に目がいってたときがあって、
まるで偏執狂、妄想の世界のよう。

マンドリンもバイオリンも美しい。
ヘッドもボディも。

それぞれの渦巻きは
女性のカールした髪のようですらある。




忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア

最新CM
[07/15 コアラ]
[07/14 池田正弘]
[07/14 池田正弘]
[04/06 コアラ]
[04/05 yama]
[03/24 コアラ]
[03/23 佐藤 茂]
[12/14 コアラ]
[12/13 paganini]
[05/07 コアラ]
[05/06 NONAME]
[05/06 コアラ]
最新TB
プロフィール
HN:
takamasaguitar
性別:
男性
自己紹介:
ギター歴43年
フィドル歴37年
マンドリン歴37年
バンジョー歴37年
ゴルフ、海外旅行、英語も好き

バーコード
ブログ内検索
カウンター